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晩ご飯を食べ損ねそうだったので、

某チェーン店へ行ってきました。

別に初見ではなかったのですが、そこで
「お母さんの卵焼き定食」
という文字が目に入りました。

以下、それにしようかと思ったところで考えた事。
___________
降りしきる雨の中
旅の帰りであった男は、一軒の庶民的な食堂を見つけた。

男「ちょっくら雨宿りさせてくだせぇ。」

中に入ると、泣きぼくろが印象的な若き女将が出迎えてくれた。

男はカウンター席に座り、何か腹を満たす物を、と頼む。

準備が整うまでの間、不思議と会話が弾んだ。
天気の話から始まり、世間話を経て、女将さんは卵焼きが得意だと言うこと、男は卵焼きは大好きだと言うこと、そしてその流れでお互いの深い所までどんどんと。
男は妻を亡くし、旅に出たこと。女将さんは未亡人であること。今、男は家へ帰る所だと言うこと。
どんどん、どんどん。

コトリ

話に夢中になっていたためか、だいぶ時間は経っていたが、ようやく準備の整った定食が出てくる。
真ん中には女将さんお得意の卵焼き。

とても躊躇うように女将さんは言葉を紡ぐ。
女将「こんなに素直な気持ちで話が出来たのは何年ぶりだろうね…。
まったく、不思議な人だよ、あんた。
どうだい?雨宿りの間なんて言わずに、ずっとここにいてくれても良いんだよ?
あたし、あんたとならやっていける気がする。」

しかし、男は困ったように、躊躇うように首を振る。
男「いけねぇ、ママさん。おいらの家では、昨日賞味期限が切れたばかりの卵達が待ってるんだ。あいつらを裏切るわけにはいかねぇ。
…どうやら雨も上がったみてぇだ。んじゃ、もう行くよ。邪魔したな。」

男は代金を置いて店を出た。

店の中で動くのは一筋の涙と、卵焼きから立ち上る、熱々の湯気だけであった…。
                                                       完
____________________________

あ~、家にあと二つ残ってる昨日までの賞味期限の卵をどうにかしないとなぁ。
ということから妄想が膨らみ、結局その定食を頼めなかったmidoirmuでした。

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コメント

今日,コンビニ行ったらさ,賞味期限過ぎても14日間は加熱調理すれば大丈夫!と堂々と書かれた卵が売っていたのさ.

卵の賞味期限って生食前提なんだな.

投稿: 黒猫夜 | 2008年6月21日 (土) 00時35分

生食じゃなければ卵は丈夫なのさー

投稿: ます | 2008年6月21日 (土) 03時12分

そこまでとは!Σ

投稿: midorimu | 2008年6月21日 (土) 14時16分

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